エアコンご使用前のお手入れ方法

足立お掃除宅配サービス青木です。

例年より気温の上昇が早く近くの公園の桜も満開を迎えていますが生憎の雨で自宅の窓から眺めております。

明日も雨の予報でお花見のタイミングを逃しそうでなんとも残念です。

さて表題について少しお話をさせていただきます。

例年4月に入りますと気温が25℃前後まで上昇し後半になりますと30℃に近づく日も出てきます。

この辺りが皆様のエアコンを使い始めるタイミングになっているのではないでしょうか。

いざエアコンを動かしてみると「あまり冷えない」「風が弱い」「臭い」「吹き出し口にカビが見える」など様々な問題が出てくる事があります。

そこで今回は本格的なシーズンを迎える前にご家庭でできる簡単なお手入れ方法をお教えいたします。

漏電、感電防止のためお手入れの際には必ず本体電源をお切りください。

・高所作業になりますのでお足元に十分ご注意ください。

:フィルターを清掃する。

・フィルターに付着している埃を取りましょう。キッチン近くに設置されているエアコンは油も付着しているので中性洗剤(台所用洗剤)で優しく洗うととても綺麗になります。(ぬるま湯で洗うと効果的です)

:エアコン上部の吸い込みグリルの埃を取る。

・最近のエアコンはエアコン正面ではなく上部に吸込み口が設計されています。グリル部分が埃で目詰まりしていますと給排気できなくなりエアコンの効きが悪くなります。掃除機で吸い取る、もしくは帯電性のはたきで埃を絡めとるのもおすすめです。

:ルーバー、パネルなど外せるパーツを掃除する。

・メーカーによって異なりますが上下ルーバー(開閉する羽)、左右ルーバー、前面パネルなど外せる構造になっている機種もあります。説明書に分解方法が載っていますので参照ください。お手元にない場合でもインターネットで型番検索すると簡単に入手できます。

:ダストボックスの埃を取り除く(お掃除機能付きエアコン)

お掃除機能付エアコンの埃の処理方法は大別すると2種類になります。

・埃を自動で屋外に排出するタイプ。(普段のお手入れは特にありません)

・本体ダストボックスに埃が溜まり定期的に手動でボックスを外し埃を捨てるタイプ。

メーカー、年式によって様々ですが近年はボックスタイプが多いです。説明書に設置位置、外し方が載っていますのでご参照ください。ここに埃が溜まり続けるとお掃除機能に影響が出ることもありますので早めのお手入れをお勧めします。

:試験運転をする

実際に冷房が効くか確かめるため低めの設定温度にします。16度くらいで最低10分間運転してください。

この時に臭い、本体からの水漏れの有無、エラーランプ点滅などを確認してください。

・臭いが気になる場合

お部屋の窓を全開にしてエアコン設定温度を一番低くし約1時間運転しその後1時間送風で乾燥させる。

この方法は新鮮な外気をお部屋の中に取り入れ、意図的にエアコン内部に温度差によって結露を生じさせその結露で汚れを洗い流す方法です。根本的な解決には至りませんが軽減する可能性は十分にあると思います。ぜひお試しください。

:水漏れの場合

本体から水が漏れてきた場合、何通りかの原因が推測されます。

1:ドレインホースの詰まり

エアコン内部に結露をためるドレインパンがあります。そこに水が溜まるとドレイン管を通じて外に排水されます。

このドレイン管が汚れで詰まると結露が逆流して本体側に溢れてきます。特に真夏の高温多湿な状況で発生します。

対処方法として室外機側に伸びているドレインホースの先にドレインホースクリーナー(手動真空ポンプです。ホームセンターで扱っています)の先端を差し込み抵抗が無くなるまでポンプを手前に引いてください。

これで改善しない場合は別の原因となります。

注)クリーナーは必ず手前に引いてください。押しますとお部屋に水が溢れます。ご注意ください。

2:設置勾配が逆になっている(逆勾配)

壁かけエアコンは自然勾配でドレンホースを通じて外に排出されます。これが逆勾配になると水の流れが逆になりホースのついていない方向に水が流れ、やがて溢れてきます。これを逆勾配と言います。勾配をつけて取り付けなおすと症状が治まります。設置業者さんにご依頼ください。

3:本体の経年劣化

エアコン本体はファンモーターやビス、シャフトなど金属部分を除き大部分がプラスチックでできています。結露が溜まるドレインパンもプラスチックでできています。稀ですが経年劣化によってひびが入ると水漏れをがおきます。

対処法は部品の入れ替えになります。まずはメーカーの診断をお勧めします。

4:熱交換器(アルミフィン)の汚れ

フィルターを外すと見えてくるのが熱交換器(アルミフィン)です。ここの汚れが強くなると結露がドレンパンに落ちにくくなりその結露を送風ファンが吸い込んで室内に水滴を飛ばす原因になります。

この場合エアコンクリーニングで改善します。まれに同じ現象が冷媒ガスが抜けている事によって起きる場合があります。

この場合はガスの充てんが必要になります。

:エラーランプが点滅している場合

エラーが点滅している場合は手元のリモコン操作、もしくは本体のボタンを押すことでエラーコードを出すことができます。メーカーごとに操作方法が異なりますので説明書またはメーカーのホームページで検索可能です。

エラー内容によってはご自身で解除可能です。フィルターの設置異常、ダストボックスの設置異常など取り付けなおすだけで復旧する場合もあります。

その一方でファンモーター、制御基板、室外機などのエラーになりますとメーカーの診断になります。

以上、エアコンのお手入れ方法についてお話させていただきました。

お早目にエアコンの点検、お手入れをお済ませになって快適な夏をお過ごしください!

ありがとうございました。

    Leave a Reply

    Your email address will not be published. Required fields are marked *